Office 2024 では、Excel に「パフォーマンスの確認」という新しい機能が追加されました。長く使っているブックが重くなってきた、なかなか動作が遅い——そんなときに役立つ機能です。この記事では、Microsoft 公式サポートの解説をもとに、その仕組みと使い方を整理します。
ブックは使うほど「見えないセル」が増えていく
時間の経過とともに、ブックには役に立たない隠し情報を含むセルが溜まっていきます。これらのセルにはデータが入っていませんが、書式設定文字・空白文字・印刷されない文字が含まれているため、領域を占有します。
その結果、こうしたセルが増えすぎると、ブックの速度が低下したり、応答しなくなったりすることがあります。
「パフォーマンスの確認」の使い方
- Excel のリボンから「パフォーマンスの確認」→「チェック」を選択します。
- 「ブックのパフォーマンス」ウィンドウが開き、ブックで使用されているセルの数と、そのうち最適化できるセルの数が表示されます。
- 「すべて最適化」ボタンをクリックすると、ブック内のすべてのセルがクリーンアップされます。
シート単位で最適化する
「ブックのパフォーマンス」ウィンドウで任意のシートをクリックすると、そのシートの最適化可能なセルの詳細が表示されます。「シートの最適化」ボタンをクリックすれば、そのワークシートのセルだけをクリーンアップできます。
使うときの注意点
ピクセル アート専用のシートがあるブックでは、「シートの最適化」「すべて最適化」を使わないでください。ピクセル アートが含まれるセルも削除されてしまいます。Excel はピクセル アートのセルと、データのない不要な書式設定セルを区別できないためです。誤って実行してしまった場合は、「元に戻す」でセルを復元できます。
また、グリッド上で見えている不要な書式設定セルの数と、作業ウィンドウに表示される最適化対象のセル数が少し違うことがあります。「パフォーマンスの確認」は、セル数を表示するときに、グリッド上の不要なセルに関連する追加の内部セル データ構造もあわせて検出・削除するためです。
ヒント
Windows 版 Excel ビルド 16.0.17830.20138 以降では、OneDrive または SharePoint から開いたブックに表示されるビジネス バーの[X]をクリックすると、そのブックを今後開くときに表示されなくなります。
まとめ
「パフォーマンスの確認」は、長く使っているブックを手軽に軽くできる Office 2024 の新機能です。重いブックにお悩みの方は、ぜひ一度お試しください。
出典:Microsoft サポート「ブックのセルをクリーンアップする」
https://support.microsoft.com/ja-jp/excel/cleanup-cells-in-your-workbook
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